2024年03月21日お知らせ 自社バンカー船「愛光丸」へのバイオディーゼル供給を実施

当社は、本年2月、海上で船舶に燃料を供給する自社のバンカー供給船「愛光丸(総トン数499トン)」の自家用燃料として、バイオディーゼル燃料(*1)を用いた試験運航を開始いたしました。

当社バンカー船「愛光丸」(手前)と日本通運RORO船

今回使用するバイオディーゼル燃料は、従来の船舶燃料に廃食用油を原料としたFAME(*2)を20%以上混合したものであり、従来は廃棄されていた廃食用油を再利用する地球環境に優しい資源循環型の燃料です。
また、既存の船舶用内燃機関をそのまま活用できるドロップイン燃料である優位性に加え、従来と比較して20%程度のCO2排出量削減が可能となります。

当社では、「愛光丸」の運航範囲である東京湾において約3か月間の試験運行を行い、本取組みを通じて内燃機関や機器類への影響確認や定点性状分析などを実施の後、お客様に船舶向けバイオディーゼル燃料を販売、供給できるスキームを構築していく予定です。

当社は、NXグループサステナビリティビジョンで掲げる”事業を通じて世界の人々のより良い暮らしと持続可能な社会の発展を支える”を体現すべく、陸上・海上・航空輸送の各モードに対応したバイオ燃料のサプライチェーン構築に取り組んでおり、低炭素燃料の普及・拡大に努め、循環型社会の実現に貢献してまいります。

(*1) バイオディーゼル燃料:生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料。今回使用するのは、廃食用油などをエステル交換反応させて生成したバイオ成分(FAME)とA重油を混合したもの。
(*2) FAME:脂肪酸メチルエステル。脂肪あるいは脂肪酸とメタノールとのアルカリ触媒反応によって生産できる脂肪酸エステルの一種。

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