工事事例 ▶ TSネットワーク株式会社様

BCP(事業継続)対策を講じるにあたっては、限られた電力の配分比率を予め計画し、それに見合った設備を整えることが重要です。
NX商事では有事の際に最大の効果を発揮する設備環境を提案・実現しています。

防災用(スプリンクラー、感知器等への給電用途)発電設備には該当しません。

01設備と人、両方に配慮した柔軟な対応力

方針変化への対応

近年発生した多くの災害を経験したことで、クライアントのBCP対策ポリシーも「物流業務を止めない」から、「物流は止めない。従業員も守る」へと変化。NX商事もこの思いに共感し、新しい方針に適した設計プランを再構築することにしました。

非常電源供給先の適正な選択で社員の安全も確保

物流倉庫稼働用の電源供給に加え、社員の安全確保のためオフィスエリアへも電源が供給される設計へとシフトさせました。ニーズの一歩先を行く配慮と提案で、他拠点を含む社員同士の連絡・連携が可能となり、より強固なBCP対策を実現させました。

02高難度な工事も総合力でカバー

偶発的事象に対する迅速なアクション

土木・電気・LPガス取扱いなど、専門的な工事種目が多岐にわたる現場では予期しない事態が発生することがあります。盛岡流通センターでの掘削工事中には、想定外だった排水桝の存在が判明し、NX商事の即応力とこれを適正化させるための手腕が求められました。

的確なアサインで常に現場をリード

発電機設置位置の変更が余儀なくされた中、迅速な再プランと行動力で予定工期内に納めることができました。施工チームへの的確な指示とリードによって想定外のトラブルも想定内に収める総合力が強みです。

03最小限かつ適切なメンテナンス

いつか来る「その時」のため、設備の性能を保ち続ける

全国の事業所9拠点への非常電源設備の設置は完了していますが、有事の際に正しく稼働させるためのアフターフォローは欠かせません。いざと言う時に最大の効果を発揮する設備環境の構築こそがNX商事の最大の役割であり、BCP対策の重要なポイントと言えます。

アフターフォローで強い設備環境をつくりあげる

NX商事主導による定期点検を全拠点で年に1度実施しており、必要に応じた部品交換やメンテナンスを行っています。また、週に一度の発電機の自動運転と、当社グループ会社による月に一度の燃料検針をルール化し、有事の際に確実に機能する状態を保っています。

お客様の声

製品を守り事業を継続する

私たちTSネットワーク株式会社は、3.11での経験を機にBCP対策への取り組みを開始し、その要である非常用発電設備の設置工事をNX商事に依頼しました。発電用燃料には臭気が発生しないLPガスを採用しておりますが、これは私たちの取扱製品に臭気が移らないようにというNX商事の提案によるものであり、綿密な配慮がなされた最適な提案だったと思います。実際の工事においても多様な要件や複雑な工事種目をまとめ上げ、いくつかの想定外トラブルにも迅速・誠実に対応して頂きました。高崎センターで地域停電が発生した際に、実際にこの設備が稼働し事業継続ができたことから、従業員もBCP対策の重要性を知ることができたと思います。

TSネットワーク(株)様

「人」にも配慮したBCP対策

TSネットワーク株式会社はJTのグループ会社として物流部門の一手を担っています。2015年より全国の主要9事業所で非常用発電設備設置工事を進めてきました。その過程で私たちの方針も「物流業務を止めない」だけでなく、働き方改革の考え方もあり「物流は止めない。従業員も守る」へと変化・成熟していきました。これは非常用電源の電力を物流倉庫の稼働維持のためだけでなく、従業員の安全のためにも向けるよう設計変更を行うということを意味していました。一般的に工事進行中の設計変更は敬遠される向きもある中、NX商事は私たちの意をしっかりと受け止め、私たちの物流事業を理解した配慮や情報提供をして下さいました。工事をして終わりではなく、「顧客の意を汲み、工事の成果を最大化させる」というポリシーを持ったNX商事でなければ実現できないことだったと感じています。

TSネットワーク株式会社
1963年2月東京たばこ配送株式会社 設立。2004年4月TSネットワーク株式会社 全国一社化、社名変更。
国産たばこの配達等業務受託、輸入たばこ卸売事業、輸入たばこ保税・通関・倉庫事業、商品卸売事業

取材先
▶ TSネットワーク株式会社 たばこ事業本部 オペレーション管理部様

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