MISSION02社会課題への挑戦
オフィスの移転や什器の入れ替えなどで大量に廃棄される使用済オフィス家具。
これらの中には使用可能なオフィス家具が多数含まれている。
これらの中からカンボジア王国の人達が望むものだけを寄付する。
これが、国際的リユースにより循環型社会の形成を推進する
「中古オフィス家具海外寄付事業“どねサッと” カンボジア」だ。
当社のノウハウを活用することで海外寄付出来る仕組みを構築し、
企業・官公庁などの国際貢献に協力できる取り組みとなっている。
企業・官公庁など海外寄付希望者の申し入れ後、オフィス移転が始まる数か月前に寄付可能品リストを作成。
そのリストを在日本カンボジア王国大使館経由で、本国寄付受贈者に送付し、要望品をマッチングさせていく。
これは、カンボジア寄付後における廃棄や転売の発生を防ぐとともに、中古オフィス家具海外寄付における各種法令を満たしていることを証明するための重要な業務なのだ。
マッチングアイテムの種類や数量が確定した後は、必要となるコンテナ数を割り出し最適なコンテナ積み込みプランの検討することを、「バンニングプラン」の作成という。
コストを低く抑えるためにも一つのコンテナに対していかに荷崩れなく多くの製品を収納するかがポイントとなる。
同時に、輸出に関する各種書類の作成や手続きといった貿易実務を行い、輸送のための車両や船舶を手配する。
寄付品を待っている人の元に、安全に送り届けるために。
例え中古オフィス家具であっても輸出用簡易梱包を行い、コンテナバンニングをおこなう。
輸送を行うのは同じNXグループの一員である日本通運。
ロジスティクスセンターで梱包・バンニングされた寄付品はコンテナターミナルへと運ばれ輸出通関・輸出許可後、手配していたコンテナ船へと積み込まれカンボジアへ海上輸送される。
カンボジア王国に到着した寄付品は、NXグループのNXカンボジアにより輸入通関後、カンボジアの寄付受贈団体が指定した場所に移送される。
NXグループの現地法人が中心となり、物流の指揮を取る。
指定する場所に寄付品が届くと現地スタッフが積み下ろし。
リストと照らし合わせながら個数や製品の不具合をチェックする。
ここを拠点として寄付受贈団体が判断して、必要な場所へと届けられていく。
引き渡し完了後は、寄付した国内の事業者に対してカンボジア王国大使館もしくは寄付受領者から感謝状が送られる。これがSDGs活動の成果物となる。
これまでに数十社の実績を誇る当社の「中古オフィス家具海外寄付事業 “どねサッと” カンボジア」。
今後も、国内のあらゆる寄贈者とともにSDGsの活動に取り組んでいく。