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新しい「梱包」のあり方を模索 タイで取り組んだコストダウン新しい「梱包」のあり方を模索 タイで取り組んだコストダウン

ロジスティクス・サポート事業部門
小林 拓也 2007年入社 経済学部経済学科卒

企業ニーズに応じて
「梱包」の最適化を実現する

写真 小林の所属するロジスティクス・サポート事業部は、企業のグローバルなロジスティクスのニーズに対応し、輸出梱包を主体とした物流関連サービスを提供している。多彩なロジスティクスの中でも、日通商事が長年にわたって積み上げてきたのが高度な梱包技術だ。梱包は輸送の際に荷物へのダメージを極小化する重要な役割があるが、同時に輸送の効率化やコストダウンに関わる重要なファクターでもある。小林の仕事は、端的に言えば、ニーズに応じて梱包の最適化を実現するところにある。小林にとって貴重な経験をしたのは入社3年目のとき。1年間に及ぶタイでの海外研修である。そもそも小林には学生時代から海外志向があった。 「大学時代に1年間休学して、カンボジアでボランティア活動を行っていました。その経験を通じて、発展途上国に関わり、発展途上国の成長に貢献したいと思うようになったのです。物流を核とする当社の業務にはその可能性があると感じて入社を決めました」 タイの海外研修は入社3年目以降の若手社員を対象としたもの。「海外を経験することで成長したい」と思った小林は手を挙げ、選抜されたのである。 写真

不可能な梱包を可能にした
自負と達成感

タイから輸出する製品の梱包——その最適化が小林のミッションだった。梱包は単に厳重に荷物を包めばいいわけではない。お客様のニーズの多くはコストダウンにあり、タイ着任早々、小林が取り組んだのもコストダウンの要請に対応することだった。

写真 「通常の流れで梱包すると、その量や大きさに応じて相応数のコンテナが必要になります。コストダウンするには、簡単に言えば極力梱包しないことです。つまり徹底した簡素化。しかし当然、荷物は確実に保護する必要があります。また梱包の目的は、保護だけでなく荷扱いのしやすさも求められます。輸送するモノは建設機械を作る設備機器。現場に何度も足を運んで検討を重ねました」 その結果、輸出する機器がこわれにくいモノであったことから、すべてを覆い隠すように木材で包むのではなく、下部だけに木材を使用することで、木材使用量の大幅な削減と荷扱いのしやすさを提案。さらに、製品上部に木材を重ねて、その上に製品を積み重ねることで一つのコンテナ内に多く積み込むことを可能にし、コンテナ数を減らす輸送方法を提案した。これらが採用されて大幅なコストダウンを実現できたのである。 「通常の梱包でコンテナを減らすことはできません。不可能なことを可能にした自負はありました。しかし問題は、無事に輸出先に届いたかどうかです。この案件はロシアに輸出されるものでしたが、ダメージを受けることなく届いた報せを受けて、初めて安堵感とともに達成感が湧いてきましたね」 写真

グローバルでダイナミック、
梱包のスペシャリストへ

写真 現在、小林は東京LSセンターで、日々様々な商材の梱包の最適化に向けて取り組んでいる。具体的な業務としてはお客様のオーダーに対する貨物の入出庫の調整、スケジュールの管理、梱包指示書の作成などがあるが、そうした取り組みによって梱包の品質を高いレベルで維持することが小林のミッションといえる。だが、課題も感じている。 「重要なことの一つは、タイでも実感したことですが、梱包そのものの現場をよく知ることです。それによって適切なアドバイスも可能になります。梱包は奥が深い世界であり、グローバルでダイナミック。しかも物流の中で大きな役割を担っている。その確かな手応えがやりがいを生んでいます」 今後多くの経験を積み、知識を吸収して、梱包のスペシャリストへ成長すること。そして、近い将来、再び海外で働くことが小林の目標だ。 写真

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